「気源」について
悠久の時の流れ、自然界の調和
「海洋性腐植土(フムス)」

海洋性腐植土(フムス)は、太古の時代推定500万年から数千万年前の植物、魚介類、藻類などの有機物が海底に堆積し、分解・発酵・合成を繰り返して形成された土壌です。その過程で微生物の活動が重要な役割を果たします。微生物は有機物を分解し、フムスの成分を生成します。フムスは、非常に豊富な有機物を含んでおり、その中にはフルボ酸やフミン酸などの有機酸が多く含まれています。
この腐植土層である「海洋性腐植土(フムス)」から抽出したものが、フムスエキス「気源」であり、ここには生命に必要な成分「フルボ酸」「18種のアミノ酸」「37種のミネラル」「ビタミン」「酵素」をバランスよく含有する、とても希少なエキスです。

フルボ酸エキス(フムスエキス)の中心成分フルボ酸。
地球生命循環への重要性。
大昔病気や怪我した動物たちが、ある沼へ行って帰ってくると元気になっていた。それを見た人間も同じようにその沼へ行き、沼の水を舐めたり塗ったりしてみた。すると傷や皮膚の炎症が治まってきた。その沼の土を利用したきっかけで出来たのがフルボ酸エキス(フムスエキス)。その沼地とは大昔海底でした。何らかの自然災害により隆起して出来た沼地、それは太古の時代の土が隆起したものでした。太古の時代の植物が折り重なってできた滋味豊かな土、その自然の恵みの恩恵がフルボ酸エキス(フムスエキス)です。
その中心成分がフルボ酸。これは地球上の生命を支える見えない力として極めて重要な役割を果たしています。その影響力は人間、動物、植物の間での栄養循環において顕著です。まず、植物は土壌から必要な栄養素を吸収して成長しますが、フルボ酸はこのプロセスをサポートする重要な成分です。
フルボ酸は土壌中の微量栄養素と結びつき、植物が効率よくそれらを吸収できるようにします。これにより、植物は健康に育ち、豊かな栄養を蓄えることができます。
動物はこれらの栄養豊富な植物を食べることで、フルボ酸とその結合した栄養素を体内に取り込みます。フルボ酸は動物の消化過程においても重要な役割を果たし、体内での栄養吸収を助けます。
特にミネラルの吸収を促進し、動物の健康維持に貢献します。これにより、動物は健全な成長を遂げ、生態系の一部としてその役割を全うします。
人間もまた、フルボ酸の恩恵を受けています。私たちは食物連鎖の一環として、フルボ酸を含む植物や動物を摂取し、その栄養素を体内に取り込みます。
フルボ酸は人体においても栄養素の吸収を助け、免疫力の向上や体調の維持に役立ちます。さらに、フルボ酸は土壌の健康を保つため、持続可能な農業においても重要な役割を果たしています。
土壌が健康であることは、質の高い農作物を生産する基盤となり、ひいては人間の食生活の質を向上させます。フルボ酸の存在は生態系全体に影響を及ぼします。フルボ酸は微生物の活動を活発化させ、土壌中の有機物分解を促進し、健康な土壌環境を維持します。
この健康な土壌は、植物の育成環境を最適化し、豊かな生態系を支えます。もしフルボ酸が不足すれば、土壌の質は低下し、植物の成長が阻害され、それに連鎖して動物や人間の健康も脅かされることになります。
このように、フルボ酸は地球の生命循環において欠かせない存在です。その見えない力が、植物、動物、人間の健康と成長を支え、地球の生態系全体を維持しています。フルボ酸がなければ、生物の生存は困難になり、地球の環境にも大きな悪影響を及ぼすでしょう。
フルボ酸は、地球の生命を支える重要な存在であり、その役割を理解し、上手に活用していくことが重要です。
「気源」に含有される主な成分
フルボ酸エキスには、主に以下のような成分が含まれています。これらの成分は、土壌や堆肥、泥炭などの有機物が分解される過程で生成されるものです。

- ◆ フルボ酸
- フルボ酸は、ヒューミック酸よりも分子量が小さく、より水に溶けやすい有機酸です。ミネラルや栄養素を運搬し、細胞の代謝をサポートする働きがあります。フルボ酸は、土壌から栄養素を吸収しやすくするだけでなく、ミネラルをイオン化し、体内に吸収されやすくなり抗酸化作用やデトックス効果も期待されます。
- ◆ ヒューミック酸(フミン酸)
- ヒューミック酸は、フルボ酸エキスの主要な成分の一つで、黒褐色の高分子有機酸です。土壌の肥沃度を高め、植物の成長を促進する作用があります。抗酸化作用や保湿効果があり、化粧品やサプリメントに利用されることがあります。
- ◆ ミネラル
- フルボ酸エキスには、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、鉄などの必須ミネラルが含まれています。これらのミネラルは、体内の酵素反応や骨の健康、免疫機能などに重要な役割を果たします。
※カルシウム、セリウム、塩化物、銅、ジスプロシウム、エルビニウム、ユーロピウム、フッ化物、カドリニウム、ガリウム、ゲルマニウム、ハフニウム、ホルミウム、ヨウ素、鉄、ルテチウム、マグネシウム、マンガン、ネオジム、パラジウム、カリウム、プラセオジム、ルビジウム、サマリウム、スカンジウム、ナトリウム、硫黄、タンタル、テルビウム、ケイ素、ツリウム、イッテルビウム、イットリウム、亜鉛、アルミニウム、ストロンチウム、ランタン、リチウム、コバルト
- ◆ 微量元素
- フルボ酸エキスには、銅、マンガン、セレンなどの微量元素も含まれており、これらは細胞の代謝や抗酸化防御に関与しています。
- ◆ アミノ酸
- アミノ酸もフルボ酸エキスに含まれており、これはタンパク質の構成要素として体内で様々な生理的役割を果たします。
※スレオニン、グリシン、アラニン、シトルリン、アスパラギン酸、セリン、フォスフォセリン、バリン、ロイシン、グルタミン酸、リジン、フェニルアラニン、イソロイシン、アルギニン、ヒスチジン、シスチン、β-アラニン、オルニチン、タウリン、エタノールアミン、β-アミノイソ酪酸、γ-アミノ酪酸、プロリン、トレオニン、トリプトファン、チロシン
※ミネラル以外は単体で遊離したものとフルボ酸として複合しているものがあるため、検出限界以下になる場合がある。
- ◆ 有機酸
- フルボ酸やヒューミック酸以外の有機酸も含まれており、これらは植物の成長促進や抗菌作用など、さまざまな生理活性を持つことがあります。
これらの成分が組み合わさって、フルボ酸エキスは多様な効果を持つとされており、主に健康維持、そして美容や健康補助、ペットの健康、育成促進に使われています。